白か黒かしかなかった頃

はじめての方へ|夜の道しるべご案内

特典と撮影サービス、ブログ記事を1ページに

ご案内ページを見る
目次

なぜかお店が続かなかった

当時の私は、お店を何度も変えてしまうという状態に陥っていました。

もちろん、最初から辞めるつもりだったわけではありません。

むしろ毎回、

「ここで頑張ろう。」

そう思って入店しています。

けれど、気づくと辞めてしまう。

また新しいお店へ行く。

そんなことを繰り返していました。


私は駆け引きを知らなかった

今振り返ると、その理由のひとつは、

「駆け引き」というものを知らなかったこと。

だったのかもしれません。

当時の私は、とても真面目でした。

良く言えばまっすぐ。

悪く言えば融通が利かない。

相手の言葉を、そのまま受け取ってしまう性格でした。


例えば、こんな場面を想像してみてください。

誰かと一緒にピクニックへ行った帰り道。

相手から、

「この荷物を全部持ってくれなかったら、車に乗せずに置いていくよ。」

と言われたとします。

普通なら、

「冗談かな。」

「少し持てばいいかな。」

「じゃあ半分だけ持つね。」

そんなやり取りになるのかもしれません。

でも当時の私は違いました。


私の中では、

「荷物を全部持つ。」

もしくは、

「置いていかれる。」

の二択になってしまうのです。

そして、

「そんな選択肢を迫る人と一緒にいたくない。」

と思ってしまう。

荷物を持ちたくないわけではありません。

ただ、その言い方や関係性に強い違和感を覚えてしまうのです。

結果として、

「じゃあ電車で帰ります。」

となってしまう。

そんな人間でした。


ゼロか100か

これは仕事でも同じでした。

例えば、

「顔出しした方が良いよ。じゃないとお客さん少なくなるよ」

「これもやってみない?じゃないと埋もれちゃうよ」

「終電までまだあるよね?もう少し長く出勤して欲しいな」

「この時間で受終だっけ。でもお客さん取っちゃったから、お願い」

そんな提案を受けたとき。

相手は選択肢の一つとして言っているだけかもしれません。

けれど当時の私は、

「顔出ししなきゃいけないんだ。」

「これをやらなきゃいけないんだ。」

と受け取ってしまう。

そして、

「それは無理です。」

となる。

途中の選択肢が見えないのです。

頑張り屋ほど陥ることもある

今思うと、私は警戒心が強かったのだと思います。

お客様に対しても。

お店の人に対しても。

「怒らせたくない。」

「嫌われたくない。」

そんな気持ちがありました。

だから柔らかく接していました。

でも実際は、

心を開いていたわけではありません。

自分の身を守るために慎重になっていただけでした。


一方で、頑張り屋な人ほど、

周りから見ると頼みやすく見えることがあります。

「これもお願いできるかな。」

「あれもできるかな。」

そんなふうに少しずつ期待される。

でも当時の私は、

その期待に応えるか、

関係を切るか。

その二択しか持っていませんでした。


世の中はそんなに単純じゃなかった

当時の私は、

「誰にも依存しない。」

「一人でも生きていける。」

「不誠実な人とは関わらない。」

そんなふうに考えていました。

ある意味では潔くて。

まっすぐで。

ストイックだったと思います。

でも世の中は、そんなに単純ではありません。


人にはそれぞれ事情があります。

思い通りにいかないこともあります。

今いる環境に助けられることもあります。

誰かを頼らなければ進めないこともあります。

白か黒かだけでは割り切れないことが、たくさんあります。


不器用なまま大人になっていく

当時の私は、

正しいか間違いか。

誠実か不誠実か。

そんな基準で世界を見ていました。

けれど現実はもっと曖昧で、もっと複雑でした。

私はまだ、そのことを知りませんでした。

振り返ると、頑張れば頑張るほど空回りしていた時期だったと思います。

柔軟なコミュニケーションも知らない。

上手な断り方も知らない。

人との距離感も分からない。

そんな不器用な人間でした。

それでも、少しずつ学んでいたのだと思います。

白か黒かだけではなく、

その間にもたくさんの選択肢があることを。

そして人との関わり方にも、いろいろな形があることを。

相変わらず不器用でしたが、私は少しずつ大人になっていったのでした。

当時を振り返って


でも一つだけ。

「ここから先は踏み込まれたくない。」

そんな自分の境界線だけは、ずっと守り続けていました。

だからたくさん遠回りもしました。

お店も変えました。

人間関係も切りました。

もっと上手く立ち回れた方法もあったと思います。

それでも私は、その選択を後悔していません。

不器用さもありながら、なんとか自分を守っていた。

あの頃があるから、今も私は、自分らしくいられるのだと思います。

この業界では、お客様とのやり取りも、お店とのやり取りも、言葉通りではないコミュニケーションが行われることがあります。

いわゆる「駆け引き」と呼ばれるものです。

けれど当時の私は、その言葉すら知りませんでした。

相手の言葉をそのまま受け取り、

額面通りに信じ、

真面目に悩み、

真面目に傷ついていました。

今思うと、何一つ駆け引きが成立していない状態で生きていたのだと思います🌸

神楽こまち(Kagura Komachi )

日々考えていること、
撮影の裏側などは、
メルマガ・公式LINEで静かにお届けしています。


あわせて、

「そのまま使える写メ日記ネタ30選(例文100以上)」
(保存してくり返し使っていただけます♪)

や、接客・集客のヒントなども
読者様限定でお届けしています。


必要になったときに、
思い出してもらえたら嬉しいです。

▶ こまちメール便(メルマガ)
▶ 公式LINEはこちら

YouTube動画も更新中♪
動画を見る

🌸 夜の道しるべの歩み

「頑張る女性が、自分を削らなくても生きていける場所を作りたい。」

そんな想いから始まった活動です。

夜の道しるべの歴史や、これから目指している未来についてはこちらからどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次