― 夜の道しるべが目指す未来 ―
「この仕事を、いつまで続けるんだろう」
「ほかの仕事もしてみたいけれど、自分に何ができるのかわからない」
「夜の仕事が長くて、履歴書に自信がない」
「結局、この世界の中でしか働けないのかな」
そんなふうに、これからの働き方について考えたことはありませんか?
夜の道しるべは、今の仕事を否定する場所ではありません。
今の仕事を続けること。
会社員として働くこと。
フリーランスになること。
自分で事業を始めること。
どれか一つが、すべての人にとっての正解だとも考えていません。
人によって、得意なことも、大切にしたいことも、望む暮らしも違うからです。
だから私たちが増やしたいのは、「正解」ではなく選択肢です。
今すぐ何かを変えなくても大丈夫。
いつか違う道を歩いてみたいと思ったとき、
「私にも、こんな道があるかもしれない」
そう思える選択肢を、ひとつでも多くつくっていきたいと考えています。
1.働く場所を、ひとつに決めなくていい。
夜の道しるべは、顔出しをせずに働きたい女性のための写真撮影や、写メ日記のサポートなど、「今の仕事をよりよくすること」から始まりました。
けれど、女性たちの声を聞きながら活動を続ける中で、今の仕事だけではなく、その先にある不安にも触れるようになりました。
「この先の収入が不安」
「いつか別の仕事もしてみたい」
「でも、自分に何が向いているのかわからない」
「夜の仕事以外の経験が少ない」
「履歴書に書ける経歴がなくて、自信がない」
今を支えることも大切。
でも、それと同じくらい、
その先に進みたくなったときの道を増やすことも必要なのではないか。
そんな思いから、夜の道しるべでは少しずつ「仕事をつくること」に取り組み始めています。
2.なぜ、道しるべが「仕事」をつくるのか。
代表の神楽こまちは、これまで人材業界で働く中で、さまざまな求人や採用の現場を見てきました。
そこで感じてきたことのひとつが、経験やスキルによって生まれる「選べる仕事の差」です。
時代に合った知識や技術を持つ人は、それを活かして、より高い報酬や自由な働き方を選べる可能性があります。
一方で、まだ経験やスキルを持っていない人ほど、応募できる仕事が限られやすくなります。
そして、収入や生活のために毎日働くことで精いっぱいになると、新しいことを勉強したり、経験を積んだりする時間を確保することさえ難しくなります。
これは、代表自身がアルバイトとして働いていた頃にも感じてきたことでした。
成長したくないわけではない。
やる気がないわけでもない。
成長するための時間や機会そのものを持ちにくい。
それなら、すでに存在する仕事の中から人に合うものを探すだけではなく、
働きながら経験を積める仕事そのものを、新しくつくれないだろうか。
それが、私たちが考えた一つの答えです。
まだない需要から、まだない仕事をつくる。
社会には、まだ十分に満たされていない小さなニーズがたくさんあります。
たとえば「カメラマン」という仕事ひとつを考えてみても、かつては結婚式や七五三など、特別な日の撮影が中心でした。
しかし、SNSやWebを通して個人や企業が発信することが当たり前になり、
「普段から発信に使える写真がほしい」
「自分の商品やサービスを魅力的に伝えたい」
といった新しい需要も生まれています。
需要が変われば、必要とされるサービスも変わります。
そして、新しいサービスが生まれれば、そこには新しい仕事も生まれます。
夜の道しるべも、そうした考えから生まれたサービスのひとつです。
私たちはこれからも、世の中にある潜在的なニーズを見つけ、
新しいサービスをつくる。
新しい役割をつくる。
そして、新しい仕事をつくる。
そんな挑戦を続けたいと考えています。
社会の「こんなものがあったらいいな」を満たすこと。
そして、働く人の「こんなことならできるかもしれない」を増やすこと。
その二つをつなぐことで、一人ひとりの性格や得意なことを活かせる仕事の選択肢も、もっと広げられるのではないかと考えています。
3.経験がないなら、ここから経験をつくればいい。
夜の道しるべの仕事では、最初から立派な経歴や特別なスキルを持っていることだけを重視していません。
未経験から始められる仕事もつくっていきます。
たとえば、小さなリサーチの仕事から始める。
そこから文章を書くことに挑戦する。
Webサイトの運営を経験する。
広報や集客を学ぶ。
サービスを企画する。
人を育てる。
チームをまとめる。
そして、希望する人は事業運営や経営に挑戦する。
そんなふうに、一人ひとりの得意なことや希望に合わせて、少しずつ経験の幅を広げられる場所を目指しています。
ひとつの会社には、たくさんの仕事があります。
サービス企画、集客、広報、販売、Webサイト運営、制作、顧客対応、経理、人材採用、人材育成、マネジメント、経営。
ひとつのサービスが誰かのもとへ届くまでには、たくさんの仕事があります。
いろいろな仕事を経験することで、
「文章を書くのが得意だった」
「人と話すより、調べたり分析したりする方が好きだった」
「企画を考えているときが楽しい」
「人を支える仕事が向いていた」
そんな、自分でも知らなかった適性が見つかるかもしれません。
もちろん、すべてが得意である必要はありません。
向いていないことがわかることも、大切な発見です。
将来的には、研修や教材、資格取得支援、先輩から学べる仕組みなども整え、仕事をしながら次の力を身につけられる環境を目指していきます。
未経験から、経営まで。
私たちが考えているキャリアの先に、決まったゴールはありません。
専門的な仕事を極めてもいい。
フリーランスとして独立してもいい。
会社員として別の企業へ進んでもいい。
人材育成やマネジメントに進んでもいい。
そして、事業をつくったり、経営したりする側を目指してもいい。
夜の道しるべそのものも、いつか次の世代へ経営をバトンタッチできるくらい、さまざまな人たちによって支えられる、温かく強い場所にしていきたいと考えています。
4.夜から昼へ。新しい経歴を、ここから積み上げる。
夜の仕事を長く続けている女性の中には、
「履歴書に書ける経歴が少ない」
「一般企業へ応募するとき、この期間をどう説明したらいいんだろう」
「新しい仕事を始めても、ずっと“夜の人”として見られてしまうのかな」
そんな不安を抱えている方もいると思います。
夜の道しるべが目指しているのは、過去の経歴を消したり、隠したりすることではありません。
これから、新しい経歴を積める場所をつくることです。
まずは、夜職への理解がある夜の道しるべだからこそ、経歴や経験に自信がなくても挑戦しやすい、小さな仕事の入口をつくる。
そしてその先には、夜職に限定されない一般的な事業や法人の中で、Web運営、広報、企画、制作、販売、人材育成など、実社会で役立つ仕事を経験できる場所をつくっていきたいと考えています。
そこで実際に仕事をし、経験と実績を積み重ねる。
そしていつか、
「Web運営の経験があります」
「広報を担当していました」
「サービス企画に携わっていました」
「チームの育成を担当していました」
と、自分が新しく積み上げてきた仕事について話せるようになる。
その経験を持って、一般企業へ進んでもいい。
フリーランスになってもいい。
専門的な仕事を極めてもいい。
マネジメントや経営へ進んでもいい。
私たちがつくりたいのは、
夜の仕事から、いきなり知らない世界へ飛び込まなくてもいい仕組みです。
夜職への理解がある場所から始めて、
少しずつ昼の仕事を経験し、
自分の得意なことを見つけ、
新しい経歴を積み、
その先にある、もっとたくさんの選択肢へ進んでいく。
そんな橋をつくりたいと考えています。
過去を隠すのではなく、これからの可能性を増やす。
もちろん、私たちは「夜職の経歴が消える」「過去が外部から見えなくなる」といったことを約束するものではありません。
一方で、本人のプライバシーを大切にし、業務上必要のない個人情報や過去の経歴を不用意に外部へ伝えないことも、大切な考え方のひとつです。
そして何より、
過去の経歴だけで、その人のこれからまで決めないこと。
これまで何をしてきたかだけではなく、
これから何を経験し、何ができるようになったのか。
そこを積み重ねられる場所をつくっていきます。
夜の道しるべから、その先の世界へ。
私たちが目指している流れは、とてもシンプルです。
夜の道しるべで、最初の一歩を踏み出す。
↓
夜職に限定されない仕事で、経験とスキルを積む。
↓
自分に合った次のキャリアへ進む。
道しるべの中で活躍し続けることが、その人にとって幸せなら、それもひとつの道です。
でも、いつか外の世界へ進みたくなったなら、そのときには道しるべが足かせになるのではなく、
次へ進むために使える経験が残っている。
そんな場所にしたいと思っています。
5.道しるべだけで、人生を完結させない。
私たちの目的は、ずっと夜の道しるべで働いてもらうことではありません。
ここで得た経験を、その人自身のものとして次の人生に持っていってほしいと思っています。
道しるべでさらに上の仕事へ挑戦する人がいてもいい。
別の企業へ進む人がいてもいい。
フリーランスになる人がいてもいい。
自分で事業を始める人がいてもいい。
道しるべを、その人の人生のゴールではなく、次の選択肢へ進むためのひとつの場所にする。
それが、私たちの目指している未来です。
そして、もっと外の世界へ。
さらにその先には、外部企業との連携や、就職への橋渡し、職業紹介や人材サービスなどへ発展させていくことも視野に入れています。
道しるべで経験を積んだ人が、
「次はこの仕事をやってみたい」
と思ったとき、
その次の場所まで橋をかけられる存在になること。
そして、夜の仕事に限らず、より多くの若い人や女性が、自分に合った仕事や働き方を見つけられる仕組みへと広げていくこと。
これは、短期間で完成するものではありません。
必要な制度や体制を整えながら、一歩ずつ実現していく長期的な構想です。
未来を語るだけではなく、今できるところから。
その未来に向かって、私たちはすでに小さな一歩を始めています。
まずは、夜の道しるべの中に新しい仕事をつくること。
未経験から挑戦できる求人をつくること。
小さな仕事から実務経験を積める環境を整えること。
そこから少しずつ、学べる仕組みや仕事の種類、次のキャリアにつながる道を増やしていきます。
外部企業との連携や職業紹介など、必要な制度や体制を整えたうえで実現していくものもあります。
だから、まだ道の途中です。
でも、ただ遠い未来の話をしているのではなく、
その未来に向かって、今できる一歩から進めています。
今すぐ、何かを変えなくても大丈夫。
今の仕事を続けることが自分に合っているなら、それもひとつの選択です。
会社員が合う人もいます。
フリーランスが合う人もいます。
自分で事業を始めることにワクワクする人もいます。
まだ何をしたいのかわからない人だっていると思います。
私たちは、どれか一つの生き方へ連れていくことを目指しているわけではありません。
本人が自分の可能性や「やってみたい」を見つけ、自分で選べること。
それを大切にしています。
そのために夜の道しるべでは、求人をつくることから始めました。
そしてこれから、適性を考えるためのツールや、面接に役立つ資料、登録者の方に向けた限定求人など、「次の一歩」を考えるための入口も少しずつ整えていきます。
必要になったときに、そっと使ってもらえれば大丈夫です。
好きな場所で、好きな生き方を。
人生の正解は、人によって違います。
大きな会社で活躍することだけが成功ではありません。
たくさん稼ぐことだけが幸せでもありません。
自分の好きな場所で暮らしたい。
好きな仕事をしたい。
家族との時間を大切にしたい。
会社員として安心して働きたい。
自分のお店を持ってみたい。
まだ見たことのない仕事に挑戦してみたい。
Webの仕事をする人がいてもいい。
企画をする人がいてもいい。
経営する人がいてもいい。
本人が自分の可能性や「やってみたい」を見つけ、それぞれが望む人生に近づいて、幸せになってくれたら。
私たちは、それが一番だと思っています。
だから夜の道しるべは、
今ある選択肢の中から人生を選ぶだけではなく、
まだない選択肢を、私たち自身でつくっていきます。
あなたがいつか違う道を歩きたくなったとき、
その先に、少しワクワクできる道がありますように。
神楽こまち

