最初は、この業界を
「3ヶ月で辞めてやる」
と思っていました。
でも実際は、
気づけば5年も
この業界で働くことになっていました。
なぜか。
率直に言うと、
そこ以外で生きていくことが、
現実的にとても難しかったからです。
当時の私は、
社会経験も、繋がりも、実績もありませんでした。
世渡りも、コミュ力も、
社会的なスキルも高校生のまま。
持っていたのは、
「今の現状を絶対に変えてやる」
という気持ちと、
どんなに先が見えなくても、
それでも未来の可能性に向かって
足を進めようとする姿勢だけでした。
そんな状態から始まりました。
もちろん、
現実は簡単ではありませんでした。
お店やお客さんの言葉に左右されて、
たくさん損をしたり、傷ついたり。
昼の世界に出ようとしても、
最初の段階で壁にぶつかることが多くて、
挑戦するたびに、
「あなたの居場所はどこにもない」
そう言われているような感覚がありました。
それでも私は、
とにかく手探りで進み続けました。
少しでも必要かもしれないと思ったことは、
全部やってみる。
勉強したり、
資格を取ったり、
大学に通ったり、
時には仕事の経験を積むために、
自分から飛び込んでいくこともありました。
泥臭くて、
カッコいいとは言えない毎日でした。
特に風俗で働いているときは、
「もう嫌だ」
と心が反発することも何度もありました。
それでも、
そんな毎日の中で、
少しずつ気づいたことがあります。
どんなに行き止まりだと思っても、
実際にそこまで進んでみると、
ちゃんとその先に道が続いていることがある。
今の自分には見えないだけで、
本当は、
いろんな選択肢や未来が存在しているんだということです。
時には、
「え、そんなところに?」
と思うような場所に、
小さな抜け道があったりもしました。
だから、
今いる環境や、
誰かの言葉だけで、
自分の人生を決めつけないでほしいと思っています。
あなたにしか歩めない道があって、
あなたにしか見えない景色があります。
自分の生き方を変えることって、
思っている以上に難しい。
挑戦するほど、
現実を見ることにもなります。
でも、
もし今、
何かを頑張っている最中なら、
「私は今、とても難しいことに挑戦してるんだ」
そう思ってあげてください。
うまくいかないことがあっても、
自分を責めなくて大丈夫です。
今日あなたが生きた1日は、
決して無駄じゃありません。
夜の歩き方も、人生も、
たくさん空回りしてきたからこそ、
今、同じように頑張っている人がいるなら、
少しでも遠回りを減らせたらと思っています。
「あのとき、こんな言葉をかけてもらえたら」
「あのとき、これを知っていたら」
そんな過去の自分に届けるような感覚で、
私は今、
「夜の道しるべ」を書いています。
こまち

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