夜職女性が、ひとりで抱え込まないために知っておいてほしいこと
夜のお仕事をしている女性の中には、
「借金があるから働いている」
「払わなきゃいけないお金がある」
「契約してしまったから逃げられない」
「自分が悪いから、何とか返さなきゃ」
そう思い込んで、苦しい状況の中で働いている方も少なくありません。
けれど私は、こう思うことがあります。
それ、本当にあなたが支払う必要がありますか?
もちろん、すべての支払いがなくなるわけではありません。
契約や借金には、それぞれ事情があります。
でも中には、専門家に相談することで、
・支払わなくてよくなる
・減額できる
・取り消せる可能性がある
・相手の請求が不当だと分かる
・法的な手続きで整理できる
そんなケースもあります。
大切なのは、
ひとりで判断しないこと。
ひとりで相手と戦おうとしないこと。
今日は、夜職女性にこそ知っておいてほしい
「お金・契約・借金」の話を書いてみます。
夜の世界では、不利な条件を飲まされやすいことがある
夜の世界で働いていると、
どうしても足元を見られやすい場面があります。
たとえば、
・身バレしたくない
・家族や恋人に知られたくない
・お金に困っている
・すぐに働きたい
・誰にも相談できない
・自分が悪いと思い込んでいる
こういう状況にあると、
相手にとっては都合よく扱いやすくなってしまうことがあります。
本当は冷静に確認すべき契約なのに、
その場の圧でサインしてしまう。
本当は払う必要があるか分からないお金なのに、
「払わないと大変なことになるよ」と言われて怖くなる。
本当は相談すれば道があるのに、
「こんなこと誰にも言えない」と思って抱え込んでしまう。
でも、そこで自分を責めないでほしいんです。
悪質な相手は、
人の不安や弱さにつけ込むのが上手です。
だからこそ、
こちらも“気合い”や“根性”ではなく、
知識と専門家の力を使うことが大切なんです。
たとえば、こんなケースがあります
美容医療・脱毛サロンなどの高額契約
最近は、脱毛サロンや美容医療で
高額な契約をしてしまったという相談も多くあります。
「今日契約すれば安くなる」
「今やらないと損」
「分割なら月々これくらいです」
「モニター価格だから特別です」
そう言われて契約したものの、
後から冷静になってみると高すぎる。
思った内容と違う。
予約が取れない。
解約したいのにできないと言われる。
こういう場合も、
契約内容によってはクーリング・オフや中途解約などを検討できることがあります。エステ契約については、条件を満たす場合にクーリング・オフや中途解約の対象になることが国民生活センターでも案内されています。
美容医療や契約内容・解約条件で困ったときは、消費者ホットライン「188」などの相談窓口につながることもできます。消費者庁も、美容医療の契約・解約条件の相談先として消費者ホットラインを案内しています。
ホストクラブの売掛・借用書
ホストクラブの売掛も、
とても深刻な問題になっています。
「好きなら払って」
「払わないと店に迷惑がかかる」
「借用書を書いて」
「風俗で働けば返せるでしょ」
そんなふうに追い込まれて、
高額な売掛や借用書を背負ってしまう女性もいます。
けれど、ここでも大切なのは、
その請求が本当に有効なのかを自分だけで判断しないことです。
好意の感情を不当に利用した契約、いわゆるデート商法のようなケースでは、条件に当てはまれば後から取り消せる場合があります。警察庁も、悪質ホストクラブ問題について、犯罪被害は警察相談専用電話「#9110」、契約トラブルは関係機関へ相談するよう案内しています。
また、厚生労働省は、悪質ホストクラブ等の問題について、どこに相談すればよいか分からない場合は女性相談支援センターに相談できること、内容に応じて消費生活センター・法テラス・警察などにつなぐ支援があることを案内しています。
家族や親の借金
親や家族の借金を、
「家族だから払わなきゃ」と思い込んでいる女性もいます。
でも、借金は基本的に本人のものです。
家族だからという理由だけで、
必ずしもあなたが背負わなければいけないわけではありません。
たとえば、
保証人や連帯保証人になっているのか。
相続が発生しているのか。
相続放棄ができる状況なのか。
すでに何か支払ってしまっているのか。
状況によって判断が変わります。
相続放棄については、家庭裁判所への申述が必要で、「自己のために相続の開始があったことを知ったときから3か月以内」とされています。
だからこそ、
「家族の借金だから自分が返すしかない」と思い込む前に、
一度、専門家に確認してほしいのです。
借用書や契約書にサインする前に、一度止まって
怖いのは、
相手に言われるがまま、借用書や契約書にサインしてしまうことです。
特に、
・今すぐ書いて
・今日中に払って
・サインしないと大変なことになる
・親や職場に言う
・警察に行く
・店に迷惑がかかる
こういう言葉で焦らされているときほど、
一度止まってください。
サインした書類の内容によっては、
後から大きな負担になることがあります。
また、単なる契約書だけで相手が勝手に差し押さえできるわけではありませんが、公正証書に強制執行認諾文言が入っている場合などは、裁判所での通常の手続きを経ずに強制執行の手続きに進める場合があります。法務省も、公正証書による強制執行にはそのような文言が必要であることを説明しています。
難しい言葉が出てきたら、
なおさら自分だけで判断しないでください。
「よく分からないけど、怖いから書く」
これが一番危ないです。
一番やってはいけないのは、ひとりで相手と話し合うこと
多くの女性は、
まず自分でどうにかしようとします。
相手に謝る。
分割にしてほしいと頼む。
もう少し待ってほしいとお願いする。
払う意思があると伝える。
自分で交渉しようとする。
その気持ちは分かります。
できれば大ごとにしたくない。
誰にも知られたくない。
自分で終わらせたい。
そう思うのは自然です。
でも、相手が不誠実だったり、
こちらを追い詰めることに慣れている場合、
真正面から向き合うほど不利になることがあります。
夜の世界には、
理不尽な人もいます。
厄介な相手もいます。
人の弱みに付け込む人もいます。
そういう相手に対して、
誠意だけで向き合おうとしなくていいんです。
大事なのは、
相手と直接話す前に、まず専門家や相談窓口に話すこと。
そして、
「弁護士に相談します」
「行政書士に頼みます」
「自己破産します」
などと、先に相手へ伝えることも慎重にしてください。
ケースによっては、
相手が証拠を消したり、
請求の形を変えたり、
逃げる準備をしたり、
態度を変えてくることがあります。
どう動くべきかは、
状況によって変わります。
だからこそ、
相手に話す前に、
まずは静かに相談する。
これを覚えておいてください。
相談先は、ひとつじゃなくていい
「どこに相談したらいいか分からない」
そう思う女性も多いと思います。
でも、相談先はひとつではありません。
法テラス
法テラスは、法律トラブルの相談窓口です。条件に当てはまる場合、弁護士や司法書士による無料法律相談を受けられたり、依頼費用の立て替え制度を利用できる場合があります。
借金、契約、相続、売掛、請求トラブルなど、
法律が関わる問題で迷ったら、まず候補に入れていい相談先です。
風テラス
風テラスは、性風俗で働く人のために、弁護士やソーシャルワーカーによる無料相談、困りごとのサポートなどを行っているNPOです。
「夜職のことを隠さず相談したい」
「普通の窓口だと偏見が怖い」
「法律だけじゃなく生活面も含めて相談したい」
そういう方にとって、
とても心強い場所になると思います。
消費生活センター・消費者ホットライン188
脱毛サロン、美容医療、高額契約、クレジット契約、解約トラブルなどは、消費者ホットライン188から近くの消費生活相談窓口につながれます。美容医療の契約・解約の相談先としても案内されています。
警察相談専用電話 #9110
脅されている。
つきまとわれている。
売春や性風俗での勤務を強要されている。
身の危険を感じる。
そういう場合は、警察相談専用電話「#9110」や最寄りの警察署に相談してください。警察庁も、悪質ホストクラブ関連で犯罪被害がある場合の相談先として案内しています。
女性相談支援センター
どこに相談していいか分からない。
住む場所がない。
生活全体が苦しい。
相手から追われている。
福祉的な支援も必要。
そういう場合は、女性相談支援センターにつながる方法もあります。厚生労働省は、悪質ホストクラブ等の問題で相談先が分からない場合、女性相談支援センターに相談できると案内しています。
行政書士・弁護士・司法書士、それぞれ役割が違います
専門家といっても、
それぞれ役割が違います。
行政書士は、官公署に提出する書類や、権利義務・事実証明に関する書類の作成や相談などを扱います。ただし、他の法律で制限されている業務はできません。
弁護士は、相手との交渉、請求への対応、訴訟、代理人としての対応など、争いごとがある場面で心強い専門家です。法テラスも、第三者に代理人として相手との間に入ってもらいたい場合には弁護士に相談する選択肢があると案内しています。
司法書士も、借金整理や裁判所に提出する書類の作成など、内容によって相談先になる場合があります。
どの専門家に相談すべきか分からないときは、
法テラスや風テラス、消費生活センターなどに相談して、
「この場合はどこに行けばいいですか?」
と聞いて大丈夫です。
最初から完璧に分かっていなくていいんです。
個人情報も、簡単に渡さないで
これはまた別の記事で詳しく書きたいテーマですが、
夜のお仕事では、個人情報の扱いにも注意が必要です。
お店や相手から、
・マイナンバーカードのコピー
・クレジットカードのコピー
・通帳の写真
・キャッシュカードの写真
・実家の住所
・家族の連絡先
などを求められたときは、
すぐに渡さないでください。
本人確認が必要な場面はあります。
でも、必要以上の情報を渡してしまうと、
後から脅しや管理に使われるリスクがあります。
「みんな出してるよ」
「出さないと働けないよ」
「マイナンバーあるでしょ?」
そう言われても、
すぐに応じなくて大丈夫です。
不安な場合は、
提出する前に相談してください。
ひとりで抱え込まないで
お金の問題や契約の問題は、
人に話しづらいものです。
まして夜のお仕事が関わっていると、
「責められるかもしれない」
「自分が悪いと言われるかもしれない」
「相談しても分かってもらえないかもしれない」
そう思ってしまうこともあると思います。
でも、あなたがひとりで抱え込む必要はありません。
世の中には、
理不尽な人もいます。
不誠実な相手もいます。
女性の不安につけ込む人もいます。
でも同時に、
あなたを守るための制度や、
力を貸してくれる専門家もいます。
本当に払う必要があるのか。
契約は有効なのか。
取り消せる可能性はないのか。
相続放棄や債務整理など、別の道はないのか。
それは、
相手の言葉だけで決めることではありません。
あなたひとりで決めることでもありません。
「怖い」
「分からない」
「誰にも言えない」
そう思ったときこそ、
静かに、早めに、外の力を借りてください。
あなたが弱いから相談するのではありません。
自分を守るために、
ちゃんと知識を使う。
それは、とても大切な力です。
夜の道しるべでは、
これからも女性が自分を守りながら働くための情報を、
少しずつ届けていきたいと思っています。
ひとりで抱え込まなくて大丈夫です。
その支払い、
その契約、
その借金。
本当にあなたが背負うべきものなのか、
一度立ち止まって確認してみてください。
神楽こまち(Kagura Komachi )
日々考えていること、
撮影の裏側などは、
メルマガ・公式LINEで静かにお届けしています。
あわせて、
「そのまま使える写メ日記ネタ30選(例文100以上)」
(保存してくり返し使っていただけます♪)
や、接客・集客のヒントなども
読者様限定でお届けしています。
必要になったときに、
思い出してもらえたら嬉しいです。

YouTube動画も更新中♪
動画を見る
















