あの頃の私は、
「ちゃんとやっているのに、うまくいかない」
そんな感覚の中にいました。
言われたことは守っていたし、
手を抜いていたつもりもありませんでした。
お店の人に言われたことも、
お客さんに求められたことも、
できるだけ応えようとしていたし、
自分なりに一生懸命やっていたと思います。
それでも、
なぜかうまくいかない。
お客さんが来ない日もあれば、
来たとしても、次につながらなかったり。
「もっとこうした方がいいよ」
「それじゃ足りないよ」
そんな言葉を受け取るたびに、
「自分が足りないんだ」
「もっと頑張らなきゃいけないんだ」
そう思っていました。
でも、頑張れば頑張るほど、
なぜかしんどくなっていく。
無理をして笑ったり、
本当は嫌なことも受け入れたり、
そうやって“ちゃんとやる”ほど、
少しずつ自分がすり減っていく感覚がありました。
今振り返ると、
あの頃の私は、
頑張り方を間違えていたのかもしれません。
でも当時は、
何が違うのかも、
どうすればいいのかも分からなくて、
ただ目の前のことをこなすことで精一杯でした。
この業界って、
「正解」を教えてくれる人がいないまま、
それぞれが自分なりに戦っている場所だと思います。
だから、
うまくいかない理由が分からないまま、
自分を責めてしまう人も多いんじゃないかなって思います。
私も、そうでした。
ちゃんとやっているのに報われないときって、
「自分がダメなんじゃないか」って思いやすいけど、
必ずしもそうじゃないのかもしれません。
あのときの私は、
“頑張る方向”が少しズレていただけだったのかな、とも思っています。
同じように、
頑張ってるのにうまくいかなくて
しんどくなっている人がいたら、
少しだけ立ち止まってもいいのかもしれません。
私も、そこから少しずつ
変わっていきました。
そして今は、
あの頃の自分みたいに、
空回りしながら頑張っている人が、
少しでも遠回りを減らせるように、
そんな想いでこの記録を残しています。
こまち

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