風俗の世界で働いていると、
気づかないうちに世間の感覚と少しズレてしまうことがあります。
私も、過去を振り返ると「うわ…あの頃の自分、かなりヤバかったな」って思う瞬間がたくさんあります。
でも、それは“人としてダメだった”とか、“努力が足りなかった”という話ではありません。
そうなりやすい環境の中にいたから。
それだけなんです。
お店からすれば、女性がお客さんを呼んでくれることがすべて。
だから、多少だらしなくても、多少非常識でも、
「やめてほしい」とは言いにくいのが現実です。
注意したり叱ったりすると辞められてしまうかもしれない。
だから結局、誰も何も言わない。
表向きは優しくしてくれても、
裏では“利益”を考えて動く人ばかり……というケースも少なくありません。
特に、社会経験が浅いままこの世界に入った人は要注意。
「間違ってるよ」と教えてくれる人がいないまま時間が経つと、
常識の感覚が少しずつずれていくんです。
人間関係の温度もどこか冷たくて、
優しさよりも損得で動く人が増えてくると、
自分の中にも不信感や疑いが芽生えていきます。
そうなると──
もう、心がガチガチになってしまう。
正直、私もありました。
当時の自分を思い出すと、心の中で
「ああぁあ〜!!」って叫びたくなるようなことも。
時間を守れなかったり、
感情的になって誰かを傷つけてしまったり、
信頼を失ってしまったり。
誰かに指摘されても素直に受け取れなくて、
「どうせ私のこと見下してるでしょ」って反発してた時期もあります。
──今思えば、完全に「落とし穴」にハマってました。
この世界の怖いところは、
自分でその落とし穴に気づきにくいこと。
仕事がうまくいってるときほど、
「自分は間違ってない」と思いがちです。
でもそのままの状態が続くと、
周りの人と協力できなくなったり、
誰にも頼れなくなったりして、
気づいたら“セーフティネットがなくなっている”ことも。
どんなに綺麗な女性でも、
どんなに人気があっても、
「他力本願のまま」では、いつか壁にぶつかります。
自分の世界の中だけで完結してしまうと、
心がだんだん閉じていってしまうんですよね。
だからこそ、
外の世界と関わることが本当に大事。
たとえば、アルバイトでもボランティアでもいい。
風俗の外にある場所で、まったく違う人たちと話してみる。
たったそれだけで、
自分の中の「感覚のバランス」が少しずつ戻ってきます。
風俗の世界って、
一見“女性のセーフティネット”のように見えて、
実際はすごくシビアで、冷たい一面もある。
でも、
そこから抜け出せないわけじゃない。
誰だって最初は知らなかったし、
失敗してから気づくことだってある。
大事なのは、
気づいたあとにどう生き直していくか、です。
もし今、
「最近ちょっと人付き合いがうまくいかない」
「周りの人にイライラしてしまう」
そんなふうに感じているなら、
それは“悪いこと”ではなくて、
自分を見つめ直すタイミングかもしれません。
焦らなくて大丈夫。
どんな仕事をしていても、
気づいた瞬間から少しずつ変わっていけます。
こまち
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