読者さんから、こんなメッセージをいただきました。
「今は夜職の選択肢しかなくて、一本で生活しています。
人から受け入れられる仕事じゃないのは分かってます。
でも、病院に行ったときに過去の通院履歴を見られたのか、
明らかに冷たい対応をされました。
当たり前のことなのに、実際にされると落ち込みます。」
……これ、ほんと「あるある」なんですよね。
私も、基本的には自分の仕事のことをあまり人に話さないんですが、
一度だけ気まぐれで、占い師さんに打ち明けたことがあって。
そのときの反応が、やっぱり冷たくて。
「ああ、やっぱりそう見られるんだなぁ」って、
ちょっと心の奥がズンと重くなりました。
あと、もうひとつ。
昔、体調を崩して救急搬送されたことがあるんですが、
そのときも意識がもうろうとしてる中で、
ちょっと傷つくような言葉をかけられたことがありました。
たぶん、相手に悪気はなかったと思うんです。
でも、そういう小さな出来事が積み重なると、
「自分ってやっぱり変な目で見られてるのかな」って思ってしまう瞬間、ありますよね。
もちろん、夜の仕事は世間的に受け入れられにくいことも分かってます。
「理解しろ」とか「偏見をなくせ」とか言いたいわけでもありません。
でもね、
あからさまに態度で示されたり、心ない言葉をぶつけられたりすると、
やっぱり傷つくし、心がしんどくなるんですよね。
だけど、それでも
誰がどう言おうと関係なく、
今この状況の中で一生懸命に生きてる。
どんなに泥臭かったとしても
周囲から受け入れられなかったとしても
どの手段だったとしても、
一生懸命生きてる人が、
私は一番カッコいいと思っています。
この仕事をしてる人の中で、
「好きで選んだ」って言える人はほとんどいないと思います。
いろんな理由があって、
生きるために、支えるために、ここにいる。
時にはリスクを負ったり、傷ついたり。
本当はもう触れられたくないのに、
笑って頑張ってる人もたくさんいます。
それは、並大抵のことではできません。
それでも踏ん張ってるあなたは、
どんな仕事をしていようと、私はめちゃくちゃかっこいいと思う。
人の粗探しばかりしてる人たちには、
きっと本気で生きる苦しさなんて分からない。
人間って、本当はみんなカッコ悪い生き物です。
カッコ悪くしか生きてけない。
見た目や肩書きで安心したくなる気持ちも分かるけど
でも、
「今の場所で一生懸命生きてる人」こそ
一番カッコいい。
私はそう思っています。
だから、どうか恥ずかしがらないで。
落ち込む日があっても、ちゃんと胸を張っていい。
泣いてもいい。休んでもいい。
でも、自分を責めないでね。
ちゃんと今日を生きてるあなたを、
私は心の底から尊敬してます。
こまち